Innovation

［革新］

INNOVATION［革新］

シャルマンの歴史は、常に革新とともにあります。独創的な発想と、確かなモノづくりへの情熱。

理想を追求し、想いをカタチに変えていく姿勢は創業当時より一貫してかわりません。

お客さまの毎日、そして未来を守るためのイノベーションを目標とし、研究開発を続けています。

最先端技術と熟練の技能が生み出す

メガネフレーム・医療器具

メガネの可能性を拡げた、レーザ接合技術

レーザ微細接合開発担当中村浩インタビュー

メガネの可能性を拡げた、

レーザ接合技術

レーザ微細接合開発担当

中村浩インタビュー

素材の特性を最大限に活かす、レーザ微細接合

200以上もの工程を経て作られるメガネフレーム。接合の工程では長年従来からの技術が使われてきました。シャルマンでは理想のメガネフレームの追求から、その接合技術も革新。大阪大学接合科学研究所とともに5年の研究を行い、シャープペンシルの芯ほどの細い線を接合できる「レーザ微細接合」技術を開発しました。しなやかさやバネ性など、金属素材の特性を活かしたまま接合できるこの技術は、強度も増すことができ、これまでになく美しく繊細なフレームデザインが可能になりました。異素材同士の直接接合など、さらなる新技術の研究開発も行われ、期待が高まっています。

人間工学研究がもたらす、至高の心地よさ

メガネを掛ける人の負担を少しでも減らし、快適に暮らしてもらいたいという願いから、シャルマンでは心地よさの研究を長年続けています。20年に亘る頭部形状の研究では、国立研究開発法人産業技術総合研究所の協力も得て、日本をはじめ海外各エリアの人の頭部を測定しデータ化、より適切なサイズ設計が可能になりました。また、メガネを掛けた際に心地よいと感じる最適な状態についても、独自に設定し数値化、製品にその状態が再現されるよう、綿密に設計・製造しています。あらゆる方向から快適性を追求し続けたその成果が、「ラインアートシャルマン」の至高の掛け心地につながっています。

医療現場の高度なニーズを捉え、理想のカタチに

命に関わる医療用器具の設計・製造は、非常に高いレベルでの具現化が求められます。医師とのコミュニケーションで捉えたニーズを、設計図へとダイレクトに落とし込む工程や加工は、ミクロン単位の差異を感じ取りながら精巧に行わなければなりません。術者の手に伝わる使い心地や切れ心地をいかに設計し、実現するのか。長年、メガネフレームという繊細さが重要視されるモノづくりによって積み上げられた、様々な知見や発想力が、ここでも大きく活かされています。多角的な視点から生み出されるノウハウを蓄積し、医療の発展に貢献するべく、日々邁進いたします。

理想の掛け心地を叶えるために

エクセレンスチタン

丈夫なチタンに独自の「やさしさ」を加え、「しなやかな」金属が誕生

心地よさの研究においてシャルマンは、より理想に近づくため、「素材開発」という大きな挑戦をいたしました。その成果である「エクセレンスチタン」は、金属研究の世界的権威である東北大学金属材料研究所との8年に亘る研究開発によって生まれた、メガネにとって最適な素材です。「しなやかなバネ性」「形状記憶性」「優れた加工性」「ニッケルフリー」という、４つの特徴を一つの金属に兼ね備えることに成功したのです。「エクセレンスチタン」が生み出すしなやかなフィット感は、まるで掛けていることを忘れてしまいそうな心地よさ。携わった者たちのたゆまぬ努力と情熱によって紡ぎ出された、理想の心地よさへの大きな一歩です。この素材とレーザ微細接合の技術開発は、産業を支えるモノづくりとして評価され「第4回ものづくり日本大賞特別賞」を受賞いたしました。